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西会津町は福島県の西北部、耶麻郡にあり、東経139度38分57秒、北緯37度35分14秒に位置しています。
周囲は東に喜多方市及び会津坂下町、南に柳津町、金山町とそれぞれ接し、北及び西は新潟県阿賀町と接し、会津の西の玄関口と言われており、「会津の霊地」信仰の里として古い歴史と美しい自然に恵まれた人情味豊かな町であります。
町の広さは東西17.55km、南北34.50kmで、面積298.18平方kmを有していますが、その約86%は山林になっています。
西に越後山脈が走り、北には磐梯朝日国立公園の雄姿、万年雪を戴く飯豊連峰が間近に望まれ、中央に電源の宝庫、阿賀川が13の支流を集めて西に流れ、日本海に注いでいます。それに並行して、磐越自動車道、国道49号線と磐越西線が横断しています。
青い空と濃い緑、山と澄んだ清流が調和した、四季を彩る豊かな自然環境は、西会津の誇りです。
気候は、日本海型に属し、夏は高温多湿ですが、朝晩は涼しく過ごしやすいほか、高温期間が比較的短くなっています。冬季間は平均降雪期間が128日で、平均最深積雪量が142cmの雪深い里でもあります。
これからは、美しい自然と心豊かな人間の共生の時代だといわれています。西会津町では、歴史との出会いの「ふれあいの観光」風光明媚な自然と接する「目で見る観光」山菜、手打ちそば、渓流魚、地酒など「食べる観光」を柱として観光の町づくりに取り組んでいます。
西会津町の「西」を図案化したもので、上部の円は住民の協和を三角形の三辺は自由、平等、友愛を基調とする民主主義の精神を、V字形は町政自治の発展を象徴しています。
東北地方の一部に限られて自生する珍しく貴重な花。西会津町の山地に数多く自生し、茎丈50-90cm、鉄砲の形をしたピンクの可憐な花が6月上旬から中旬にかけて野山を飾ります。古くはアイズサユリとも呼ばれ、地方によっては五月百合、春百合、イワユリとも呼ばれています。
桐は古くから会津で栽培され、中でも西会津町はその代表的な産地です。畑はもとより家屋敷にも植えられ、町の人々は桐とともに成長すると言っても過言ではありません。木は非常に軽く、木目の美しさ、しぶい光沢は高級な家具・楽器類などに使われ、会津桐として全国に有名です。