【新元号詐欺】に気を付けましょう!
【新元号詐欺】に気を付けましょう!
2019年4月30日に平成が終わり、5月1日から平成にかわる新しい元号が使われます。
「新しい元号にかわったので更新手続きが必要です」
「このソフトは新元号に対応していません」
このような言葉をうのみにして手続きをしてしまうと、個人情報が流出したり、お金を奪われる可能性もあります。
新しい年号を利用した新元号詐欺の手口と対策を考えましょう!
新元号詐欺の手口
1.メールで届く不審な手続き
ある日突然、自分のメールアドレスに「新元号にかわるので手続きが必要です」というメールが届くかもしれません。「この手続きを完了しないとサービスを利用できなくなります。」それは銀行かもしれないし、カード会社かもしれない。保険会社や賃貸マンションの管理会社、国民年金事務所からってことも考えられます。不用意に手続してしまったら、個人情報が奪われる可能性があります。
2.スマホやパソコンのアプリ
スマホのアプリやパソコンにインストールされたソフトは、頻繁に更新手続きをしています。その更新手続きを装った新元号詐欺が起きるかもしれません。「お使いのスマートフォンは新元号に対応していないので、更新手続きが必要です。更新はこちらのページから行ってください」突然、画面にこのような文字が表示されます。その画面の案内に沿ってアプリやソフトを更新すると…悪質なウイルスに感染してデータや個人情報が盗まれてしまうかもしれません。カード番号が流出して不正利用されてしまう可能性もあります。
3.自宅に通知が届く
例えばカード会社から、本物のような手紙が届く可能性があります。「新元号になるためカード再発行手続きが必要です。お名前、住所、連絡先、カード番号、有効期限、セキュリティコードを記入の上、返信してください」もしすべてを記入して返信してしまったら、カードが不正に利用されてしまうでしょう。このような自宅への郵便を使った通知は、特に高齢者が注意が必要です。
4.料金を請求される
明らかにおかしいことだが、「新元号に変更になるので変更手続きに費用が掛かる。その料金を支払ってほしい」という詐欺も横行する可能性があります。逆に今「手続きしたらお金が還付されます」という還付金詐欺に新元号詐欺が利用される可能性もあります。また「新元号になるから必ず儲かる!」といった常識的には考えられない儲け話の詐欺も現れるかもしれません。
新元号になることをきっかけに費用がかかることも、お金がもらえることも、ましてや儲け話や投資話なんかも、現実的にはあり得ません。お金がかかわってくる場合は、特に注意が必要です。
新元号詐欺への対策や相談連絡先
紹介したわかりやすい詐欺パターン以外にも、本物と思ってしまうような巧妙な詐欺が登場する可能性もあります。新元号に際して、不審な手続きを要求されたら、まず疑うことが大事です。
新元号詐欺への対策や注意点
- まずは冷静になる
- クレジットカードや個人情報は絶対に明かさない
- お金の受け取りや支払は絶対に行わない
- 〇〇日までに連絡ください!と書いてあっても絶対に連絡しない
- 迷ったり不安に思ったら友人や家族に相談する
対処法としては、相手にしないことが一番です。
不安な場合は一人で抱え込まずにまずは消費者ホットラインに連絡しましょう。