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東日本大震災後に発生した福島第一原発事故から10年が経過しましたが、海外や県外からは依然として福島県に対する放射能汚染という負のイメージが払拭できていません。
そのような中、西会津の風評対策の取り組みについてご紹介します。
米の全量全袋検査をはじめ、町内に検査を呼びかけるチラシを配付し、野菜類、穀物類、菌茸類、山菜等、加工食品などの農林産物のモニタリング検査を徹底しており、出荷基準値の100ベクレル/kgを超過することはありません。そのため、流通している農林産物は全て安全ですので安心して食べることができます。
土壌分析の結果を基にミネラルバランスのとれた健康な土づくりをしています。
町の農林振興課、農業指導の専門員が農家の畑や田んぼに訪問し、農家との連携をしています。
定期的に研修会も開催し、風評に負けない安全安心の農産物づくりをしています。
飯豊山の伏流水で育ったお米や野菜は、甘み、酸味、旨み、それぞれのおいしさ際立つ濃い味わいです。
西会津の野菜は県内外に出荷されています。また、西会津町にある「道の駅にしあいづ 交流物産館よりっせ」で販売される野菜は西会津町で収穫されたもので、休日には多くの方が購入されます。
千葉県市川市では、西会津のお米が学校給食に使用されています。
【参考】市川市 学校給食食育交流事業<外部リンク>
県外のイベントに参加し、西会津町の食の安心安全をPRしています。物産事業では西会津町の農産物を多く持参し、購入者には安全安心を呼びかけています。また、来場者にチラシを配布する、ブースにのぼり旗を設置するなど、風評対策に取り組んでいます。ステージ等に登壇できる場合は、西会津町の安全安心の取り組みを呼びかけています。
【出展先】平成30年度から令和2年度までの実績
・埼玉県三郷市
・神奈川県横浜市(3イベント)
・千葉県市川市
・東京都世田谷区
・沖縄県
・東京都千代田区(企業内マルシェ) ※コロナのため、産品を西会津町から送付し、企業の社員が販売
より消費者に近い横浜市鶴見区の商店街でも物産販売を行っています。住民の方とより近く話せる機会であるため、西会津町の産品に関する情報をより詳しくお伝えしています。
生産者と消費者の直接交流を実施しています。生産者の安心安全の取り組みや、生産活動に対する思いなどを、消費者が直接感じることができる機会を生み出すことで、顔の見える関係性の構築を目的としています。
西会津から農家や、農産物を取り扱う事業者が首都圏に赴き、消費者と交流し、生産者が取り組んでいる安心安全の生産や、生産者の思いを伝えています。地域内の集会所で実施または、日本橋ふくしま館MIDETTEで実施しています。
首都圏の消費者を西会津町にツアー形式で来ていただき、農業体験や生産者との交流を持つことで、安全安心を呼びかけています。
農産物の安全安心をPRするチラシと、農産物販売事業者と協力し、西会津町の農産物を販売する野菜カタログを製作しています。首都圏の協力先に設置する他、物産イベント等にも持参して配付しています。
安全・安心な西会津町の農林産物 [PDFファイル/21.14MB]
町PR動画の中で西会津の農産物の安全と安心について、西会津町の農家が出演しPRしています。
町では専用のWEBサイト製作、町ホームページやSNSで動画を発信する他、県外での物産事業においても配信をしています。
動画サイト:日本の田舎、西会津町。<外部リンク>
動画:安全安心な米づくり<外部リンク>
復興庁 風評被害払拭に関する取組み<外部リンク>
福島県 福島県風評・風化対策強化戦略について<外部リンク>