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海外の製品を並行輸入品や個人輸入品として購入するときは注意してください!


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更新日:2019年9月13日更新 印刷ページ表示

並行輸入品・個人輸入品とは?

 「並行輸入品」とは、海外メーカーの日本支社や輸入販売契約を結んだ正規の代理店等を通じて日本に輸入される「正規輸入品」とは異なるルートで輸入されたものです。正規輸入品よりも価格が安いことなどから、近年インターネットサイトを通じて、広く売買されています。

 また、「個人輸入品」とは、海外の製品を個人で使用することを目的として、海外から直接購入したものです。

 

並行輸入品・個人輸入品に関して寄せられる多くのトラブル

 海外の製品を並行輸入品又は個人輸入品として購入した際に、取扱説明書が日本語でなく注意表示がなかった、粗悪品ですぐに壊れた、化粧品で皮膚に障がいが起きた、リコールされているのに返品できなかったなどの情報が、消費者庁に寄せられています。

 

事故やトラブルを防ぐためのアドバイス

1.並行輸入品は正規輸入品よりも安く購入することができますが、国内の正規品とは仕様が異なる製品である可能性があることを理解した上で購入しましょう

 並行輸入品は、正規輸入品はよりも安く購入できるというのがメリットですが、正規代理店での修理などを受けられない場合が多いため、その点を理解した上で購入しましょう。また、注意表示や安全対策の面で日本向けの正規輸入品とは仕様が異なっている製品もあります。

 インターネットにより手軽に並行輸入品を購入できますが、ECサイトなどでは、第3者による出品の場合、サポートを受け付けていないことがほとんどです。購入後販売元に連絡がつかないケースも見受けられます。信頼できる販売元から購入しましょう。

2.購入先や返品条件などの契約内容を確認してから購入しましょう

 ネット通販では、ECサイトを経由して、第3者が出品している場合があります。商品の購入先をよく確認して購入しましょう。個人輸入代行業者を利用する場合は、返品や輸送中の商品の破損、使用中に製品による事故が発生した等のトラブルの処理は個人輸入代行業者では対応してもらえないことも多く、基本的には個人の責任で行わなければなりません。

 また、ネット通販では、クーリング・オフ制度はなく、広告に記載された契約内容に返品や交換を受け付けない旨が消費者にとって容易に認識することができるように表示されていた場合、表示された内容に従うことになるので、購入前に必ず契約内容を読み、特に製品に不具合はあった場合の返品の条件などを確認するようにしましょう。表示がない場合は、製品が届いてから8日以内であれば、消費者の送料負担で返品可能です。

 また、万が一トラブルになったときのことを考えて、契約内容の画面は全て印刷するか画像保存をしておくようにしましょう。

3.購入前にリコール対象製品になっていないかを確認しましょう

 ネット通販で販売されている製品の中には、国内外でリコール対象製品になっている場合があります。下記のリコール情報サイトなどを利用して、購入しようとしている製品がリコール対象となっていないかどうかを確認してから購入するようにしましょう。

4.事業者の連絡先を確認し、記録しておきましょう

 万が一、事故や健康被害のトラブルに遭った場合のことを考えて、購入した販売元の名称、URL、電話番号、メールアドレス、住所などの連絡先は、必ずメモに控えておくようにしましょう。また、電話番号が書いてあってもつながらない場合もあります。1度電話をかけて確認すると確実です。

5.お近くの消費生活センターや国民生活センター越境消費者センター(CCJ)で相談が可能です

 困ったときは、一人で悩まずに、「消費生活ホットライン」188にご相談ください。地方公共団体が設置しているお近くの消費生活センターや消費生活相談窓口をご案内します。

 また、海外事業者と直接取引した際のトラブルについては、CCJで相談が可能です。

<参考>

消費者庁リコール情報サイト

https://www.recall.caa.go.jp/<外部リンク>

 

 

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