本文
厚生労働省およびスポーツ庁主催の「第14回 健康寿命をのばそう!アワード」で、西会津町の「さすけねぇ輪で変える!高齢化率50%の町 健康共創プロジェクト」が生活習慣病予防分野 103件の応募のうち 厚生労働大臣賞 「最優秀賞」を受賞しました。

西会津町ケーブルテレビでは、表彰式のニュース番組が放送されました!
「第14回 健康寿命をのばそう!アワード」(生活習慣病予防分野)最終審査・表彰式の動画はこちら↓
https://youtube.com/live/FhkH17qc32U<外部リンク>
※西会津町のプレゼンは、4時間17分頃~ 表彰は、5時間40分頃~
西会津町は、人口約5,300人の豪雪地帯であり、冬の運動不足や塩蔵品中心の食文化によって脳血管疾患の死亡率が高いことが課題となっていました。現在では、高齢化率50%を超えており、単なる病気の予防だけではなく、心身の健康増進が持続可能なまちづくりにつながるという広い視点で健康づくりに取り組む必要があると考えました。そこで、鎌田實医師に指導を依頼し、次の4つを目的として住民主体の新たな健康づくりをスタートしました。
(1) 住民が主体的に健康づくりを進める運動の展開
(2) 健康寿命の延伸
(3) 食生活・運動・社会参加・ソーシャルキャピタルの強化など包括的な取り組み
(4) 健康づくりの過程を住民とともに探求し、専門職のスキル向上にもつなげる
これらの取り組みのプロセスを重視し、「住民と共に計画を創る(co-Plan)」「共に実行する(co-Do)」「体験を振り返り想いを共感する(Compassion)」「楽しく試みる(Attempt)」という独自のPDCAサイクルで住民とともに健康づくりを進めています。
健康増進計画策定委員会(通称:オモシロ座談会)で、住民13人と行政専門職が、体感と空間を使って創造性のある対話形式でワークショップを行いました。その中で、住民とともに「からだ・こころ・つながりの健康づくり」という基本方針を共創しました。
「健康とは体だけでなく、心も人とのつながりも健康でなければいけない」という言葉が、住民との共創から生まれたことに意義があります。
「さすけねぇ*輪(わ)」の合言葉で自分たちの活動を実行しました。*さすけねぇとは、大丈夫という意味の方言
町内の各集落に出向き、その地域の健康課題について解決策などを住民同士が対話する健康座談会
さすけねぇ輪の取り組みを推進する住民を、アンバサダー・応援隊として任命している(令和7年4月現在、約330名)

健康づくりを共に推進し、情報発信などに協力する町内商店や企業(令和7年4月現在、45店舗)

住民からご当地体操を作りたいとの声があり、町で作成した約5分の体操です。
西会津町の日常にふれた情緒あふれる歌詞に加え、雪を投げる動作や畑を耕す動作などがあり、子どもから高齢者まで楽しめる体操となっています。
YouTubeでもご覧いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=TzFKCCpgGgA<外部リンク>
わたしたちは、「住民一人ひとりが自分らしく、健康で幸せに暮らせるまちづくり」を目指し、さすけねぇ輪の健康づくりに取り組んでいます。